ヒートマップ解析

複数のヒートマップを組み合わせて、１つのWebサイトのページを多角的に分析する事が出来ます。

データに基づいた改善提案

Webサイトの改善において、ヒートマップは、ユーザー行動を可視化することが出来ます。

ヒートマップには、大きく分けて次の3つの機能が備わっています。

① 熟読エリアの可視化 (注目ポイント)

アテンションヒートマップでは、サイトのページのどこの箇所がよく読まれているのか？を色を用いて、可視化する機能が備わっています。

色に関しては、以下のように左から右に向かって、赤色から青色へ人気順で表現されています。赤色の場所がよく読まれている箇所で、緑色、青色へとなればなるほど、ユーザーに熟読されていない箇所になります。

サイトにとって、【良い点】
「どの箇所がよく見られているのか」
「どの部分に目が留まっているのか」
「ユーザーが知りたいと思っている部分がどこにあるのか」

サイトにとって、【悪い点】
「どの部分から見られていないのか・離脱があるのか」
「興味を持たれていない部分はどこなのか」
「内容が分かりにくい、知る必要のない情報が載っていないのか」
など、色の濃淡によって視覚的に注目ポイントを知ることが出来ます。

サイト制作において、複合的な要素が重なり合って1つのサイトが完成します。反応がある部分もあれば、良い反応が得られない部分が必ず出てきます。それらの原因を探る為にも、ヒートマップ解析の活用が有効となっています。

サイトは、1度作って終わりではなく、青色だった箇所をいかに赤色に近づけていくのか、商品サービスの購入を考えているユーザーが求めている情報は何かを模索し、ヒートマップを用いて分析と改善を繰り返し、PDCAを回すことでより良いサイト制作が出来るようになります。

② 終了エリアの可視化 (離脱ポイントの発見)

ユーザーがどこまでスクロールをしていて、どこで離脱をしているのかを分析する機能が備わっていて、それらを知ることで、読まれずに離脱に繋がっている箇所の発見と改善が出来ます。

どこで離脱されているのか、どこが読まれていないのかを知ることで、サイトにおける改善点も見えてきて、不要な情報を整理し、必要な情報を適切な位置に配置することが可能となります。

■終了エリアで分かるWeb改善での活用方法

【終了エリアで注目すべきポイント】

① 大幅に離脱している箇所

② 反応があった地点(離脱地点)とその前後

ユーザーに見られている人気のあるページの改善アクション

現在のサイトの内容にプラスして、詳細のボリュームを増やす。

ユーザーに見られていない人気のないページの改善アクション

セクションの削除、またはセクションの順序変更を実施する。

ページを読みに来たユーザーの何％が、その箇所まで残って読んでいるのかを確認することが出来て、「サイトの記載内容が必要か、必要でないのか」、「説明が十分にされているのか、されていないのか」、「ユーザーに伝えるべき情報が本当に合っているのか」などを知る指標にもなります。

③ クリック位置の可視化

クリックヒートマップでは、ユーザーがどこの位置をクリックしているか可視化する機能が備わっています。クリックする割合が高い→赤色、クリックされた割合が少ない→緑色になります。

「ボタンが押されていない」「リンクを付けているところの見落としがある」「リンクではないところがクリックされている」など、ユーザーの行動に直結する要素の分析が出来ます。それらの結果を元に、デザインや配置を調整し、成果に繋げていく為の導線を設計していきます。

■クリック位置で分かるWeb改善での活用方法

【クリックされている箇所で注目すべきポイント】

①リンクが無いのにクリックされている箇所

【理由】
「リンク先に飛びたい」
「画像を拡大したい」
※サイト改善時に、改善前のデータが残っている場合もある。
→なぜ、リンクが無い場所をクリックしているのかを考える必要があります。

【対策】

→実際に、リンクを付けてみる。
→画像を拡大できるように設定する。

空クリックに関して、反応率(CV)の機会損失に直結してしまう為、早急に検証したい箇所になります。